ホルモンバランスの調整に大豆は意味が無い問題

ホルモンバランスの調整に大豆は意味ない問題

女性はホルモンバランスの影響を受けやすく、美しい髪を保つためにもホルモンバランスを保つ必要があります。
ネットなどで少し調べると、「大豆は女性ホルモンに似た成分があるから大豆を取ると良い」と言った情報がわんさかあります。

でも本当に本当に大豆って意味あるの??と気になったので調べてみました。

大豆を摂ってホルモンバランスを整えよう!の嘘

結論から言うと、大豆意味ないです。
もちろん、大豆の及ぼす健康効果もあるので、食べちゃダメって事ではないのですが。
納豆なんかはビタミンKが豊富ですし。

ただ、ホルモンバランスの調整に大豆は意味がないよ!というお話です。

女性ホルモン「エストロゲン」が美髪を作る

生理終了あたりから分泌される「エストロゲン」は髪のハリや艶を作る効果があります。
エストロゲンは多すぎても少なすぎても悪影響を及ぼすデリケートなものです。

不足すると、抜け毛が増えたり、心疾患リスクが高まると言われています。
女性ホルモンについては以前書いた記事をご参照下さい。

大豆のイソフラボンがエストロゲンに似た働きをする

ホルモンバランスの調整に大豆を食べよう!と言われているのは大豆のイソフラボンがエストロゲンに分子構造が似ているからです。植物性エストロゲンとも呼ばれています。
厚生労働省の発表によると、大豆100gあたりに含まれる大豆イソフラボンは88.3~207.7mg。平均含有量は140.4mgとなっています。1日の摂取目安は70~75 ㎎/日です。食品でとるなら納豆1パックが丁度良いくらいです。
厚生労働省

厚生労働省のサイトにも書いてありますが、大豆のイソフラボンはエストロゲンに似ており「植物性エストロゲン」と呼ばれるのはホントの話。
ただ、だからと言って、大豆を食べればエストロゲンを補えるか?と言えばNO.のようです。

大豆イソフラボンがエストロゲンの代わりにならない理由

確かに分子構造が似ている大豆イソフラボンですが、摂取した所でその効果は最大でもエストロゲンの400分の1程度。
殆ど効果がないと言って良い数値ですね。

なら沢山摂取すれば良いのでは?という考えは危険です。上述したようにエストロゲンは多すぎても体に悪影響を及ぼします。
具体的にはホルモンバランスが崩れたり、代謝が落ちたりします。
これは髪にも悪影響ですね。

イソフラボンの種類の1つ「エクオール」を生産できない人もいる

大豆イソフラボンには「ダイゼイン」「ゲニステイン」「グリシテイ」などの種類があります。
その中で、ダイゼインという成分が代謝される事でエクオールが生成されます。
このエクオールがエストロゲンに似た働きをします。

しかし、エクオールを生成できない体質の人もいるのです。
豆乳などで大豆を摂取した所で、エクオールが生まれないのなら意味がないですね。

エクオールができない体質の人は日本人で50%

これはショッキングな話ですね。
なんとエクオールを生み出せない体質の人は日本人で50%。欧米人で20~30%と言われています。

更年期障害には効果があるのか?

あるサイトにはエストロゲンの分泌が減っている更年期には大豆の効果があるかもしれないという記載がありました。
しかし、こちらも残念。期待はしない方が良さそう。

2013年にコクラン共同計画が発表した結果によると、エストロゲンは更年期障害に効果がないという結論を出しています。

参考

閉経周辺期または閉経後の女性において、フィトエストロゲンの補充が、ほてりおよび 寝汗の頻度や重症度を効果的に減少することを示す決定的なエビデンスはなかったが、ゲニステイン濃縮物の効果についてはさらに調査すべきである。
更年期の血管運動症状に対するフィトエストロゲン | コクラン共同計画

まとめ

  • 大豆イソフラボンはエストロゲンに似た構造をしているが、効果は400分の1程度
  • エクオールを体内で生産できない人もいる。日本人で50%
  • 更年期の摂取もホルモン調整の効果は期待できない

ということでした。

繰り返しますが、「エストロゲンの代わりにはならない。」という話で、大豆を摂取するなという事ではありませんからねー。
ただし、豆類に含まれるフィチン酸が肌や髪に良くないという話もあるので、食べるなら納豆がお勧めです。

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