牛乳とバナナの組み合わせは科学的に問題があるの!?

牛乳とバナナの組み合わせは科学的に問題があるのか

頭皮や髪の毛の健康を考える上で睡眠は重要です。
睡眠時に多く分泌されるメラトニンが関係しているからなのですが、そのメラトニン分泌にはトリプトファンという成分が重要になってきます。
そこで以前、トリプトファンの摂取の為のメニューを考えたことがあります。
そのトリプトファン摂取の朝食メニューで、牛乳+バナナが手軽で良いかと思い紹介しました。
しかし、ある本を読むと、朝食にバナナやヨーグルトなどの乳製品は良くないという記述がありました。
そこで、牛乳とバナナの組み合わせってどうなの??って事をまとめました。

以前紹介したトリプトファン摂取関連記事はこちら。

少しネットを調べると、バナナと牛乳の組み合わせは「優秀!」としているものも「良くない!」としているものも沢山見つかります。どちらを信じてよいやら・・・と言った感じです。これらの組み合わせについて調べた論文を探してみました。

牛乳と果物の組み合わせはポリフェノールに影響を与える・・・かも??

ヘアケアに特化した話ではないのですが、乳製品と果物を一緒にとるとポリフェノールの抗酸化力が減少するという実験結果がありました。

例えば、2015年の論文によると「ヨーグルトにいちごを加えると抗酸化力が23%減った」という結果が出ています。

参考

ストロベリー調製物をヨーグルトに添加した後、全抗酸化活性(23%)および総フェノール含有量(14%)の即時減少が観察された。
Incorporation of strawberries preparation in yoghurt: impact on phytochemicals and milk proteins.

他にも「ブルーベリーと乳製品を一緒に食べたら抗酸化力が完全に消えた」という論文もあります。

参考

ミルクとブルーベリーの摂取は、ブルベリーの抗酸化力を損ない、コーヒー酸の吸収を減少させる。
Incorporation of strawberries preparation in yoghurt: impact on phytochemicals and milk proteins.

これらの論文を見ると、抗酸化力に影響はありそうなのですが、「どのくらい」なのかはバラつきがあります。
バナナの場合の論文が見つからなかったのですが、バナナの抗酸化力にも影響を与える可能性は考慮した方が良いかもです。

乳製品は体液を酸化させる説

他にも山田佳弘著「美紙はよみがえる」という本の中には以下のような記述があります。

参考
ヨーグルトやバナナを朝食に取る人は多いのではないでしょうか。しかし、乳製品は体液を酸性化させるので止めて下さい。
また、バナナは南国の果物なので体を冷やします。夏場に摂るようにし、冬場は止めましょう。
ちなみに山田先生のおススメは朝りんご1個を食べる事です。リンゴが無い場合はキュウイ2個。
ここで疑問が沸きます。体液を酸化させるとは??どういうことでしょう??

酸性食品とアルカリ性食品

どうやら健康科学の分野では食品を「酸性食品」「アルカリ性食品」に分類してその影響を判断しているようです。

酸性食品にあたるのは、乳製品や肉類。アルカリ性食品にあたるのは、野菜や果物です。

  • 酸性食品:肉類、チーズなどの乳製品、お菓子など
  • アルカリ性食品:野菜、果物、海草、大豆などの植物性食品

医学誌「Diabetologia」に発表された論文によると、酸性食品を取りすぎると、糖尿病リスクを上昇させる事が分かりました。

参考

食品の酸性のスコアの高い食事をとっていた女性では、アルカリ性のスコアの高い食事をとっていた女性に比べ、2型糖尿病を発症するリスクが56%上昇したことが判明した。
肉やチーズなど酸性食品の取り過ぎに注意 糖尿病リスクが上昇

ただし、この出重要なのは、「酸性食品禁止!」という事ではありません。
論文でも発表されているのですが、バランスを心がけましょうという事です。肉ばっかり食べてないで野菜も取りましょうねという事。

この事を踏まえると、酸性食品だから牛乳はダメというのは極論だと言えます。
牛乳と一緒にアルカリ性食品である野菜も食べれば問題なくなるわけです。

ちなみに牛乳がガンリスクを上げるという声もあるようですが、こちらは明確な研究結果が出ていないのであまり気にしなくてよさそうです。
牛乳が及ぼす健康効果も沢山あるので、過剰摂取しなければ問題ありません。

バナナは体を冷やすからダメ!?

続いて、「バナナは南国の果物なので体を冷やします。夏場に摂るようにし、冬場は止めましょう。」について。
これも体を冷やす食べ物は良くない!というのをネット上でも良く見かけます。

東洋医学の考えなのかな?と思っていたのですが、科学的根拠はあるのでしょうかね?
ちょっと調べてみたところ、やはり科学的根拠なし。

「南国の食べ物だから体を冷やす」のというのは、「南国は暑いから冷える食べ物を食べる」という考えなのかもしれませんけど、インドの人カレー食べてますよね。矛盾しませんか?

なので、この件に関しても食べて問題無しと判断します。

アーユルヴェーダ的「食べたら毒になる組み合わせ」

アーユルヴェーダには「食べたら毒になる組み合わせ」という考え方があります。
そして牛乳とバナナは毒になる組み合わせらしいです。
アーユルヴェーダ的NG理由としは

  • 消化力が弱まる
  • 腸内細菌叢の質を変化させて毒素を作り出す
  • 膿瘻の充血、風邪、咳、アレルギーの原因となる

というもの。他にも牛乳とメロンもだめとかあるらしいですよ。あくまでアーユルヴェーダ的にはというお話ですが。

牛乳には下剤作用があるからダメとか書いているサイトもあったのですが、正確にはその人は「乳糖不耐症」な可能性があります。体質ですね。なので牛乳でお腹を下しやすい人は無理に飲むのは止めましょう。

牛乳に便秘解消作用があるのは、ラクトースという乳糖の働きにより善玉菌が腸内で優位になって腸内環境改善されるからです。下剤ではないです。

結論

乳製品と果物の組み合わせについてですが、懸念事項は下記。

  • ポリフェノールの抗酸化作用を弱める可能性あり

あとは、バランスの良い食事を心がければ問題ないかと。抗酸化作用のある食品は他にもあるので、そちらで補えば良いと思います。
てことで、トリプトファン摂取目的で牛乳+バナナは問題無しとの結論です。
ご参考まで。

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